先日、2016年5月22日に開催したAPS3周年記念公演にお出かけくださった皆様、ありがとうございました。
今回の公演では、配布物や掲示物の作成、舞台の打ち合わせや資料作成など、演奏や練習以外のところで大変忙しく準備してまいりました。様々に反省、課題を得ることが出来たものの、今はとりあえずホッとしています。
今回の3周年公演では去年の2周年の時の倍のお客さんにご来場いただけました。
はじめてお目にかかるお客さんがいらっしゃったり、懐かしい人との再開があったり、いつも応援してくださる人たちに見守られながら、この公演は私たちにとって大変意味深いものであったと感じております。
私たちは演奏会という形で皆さんと向き合ってピアノの前に座るわけですが、私はその際に2つのことを守らねばならないと心がけております。
1つ目は、自らを決して裏切らないこと。
これは自分の正直な本心の部分で作品と向き合い、それを徹底的に突き詰め、形にするということです。
2つ目は、常に聞いてくれる人に向かって語り掛けるということ。
演奏の伝わり方も楽しみ方も、もしくは私の演奏を気に入ってくれないとしても、それは人それぞれの楽しみ方で、その自由さが音楽の懐の深い楽しい部分であると思いますが、しかし演奏者である私たちは、常に聴いてくれる人に向かって音を紡がなければならないということです。
「私たちは今回の公演でこの2つの前提を全うできたであろうか?」と考えたときに、私の心には恥ずかしい思いと悔しさが残ります。
「良い演奏会を行う。」その一点を私たちの矜持とすべく、これより新しい1年を邁進して参ります。
APSの近くにいてくださる皆さん、いつもありがとうございます。
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